円山聖観世音菩薩(通称円山観音)は、二代目の梅沢市太郎夫妻が、同病の人を救い広く世の人に礼拝・信仰して戴こうと発願し、全修寺住職 泉孝全師の尽力のもとに建立されました。
大正3年(1914年)9月、付近の焼石を利用し尊像の基台を選定、同年10月には小樽市の仏師・岩崎喜作氏によって作られた33体の尊像が安置されました。
大正4年(1915年)6月には頂上の薬師瑠璃光如来が安置され、その後も数々の石像が安置されました。大正9年(1920年)6月には六角堂が完成し、本尊である聖観音像の開眼式が行われました。
大正11年(1922年)には、円山に登る道路の切替工事が行われ、参詣がますます盛んになりました。それから現在に至るまで数多くの人々に慈悲と希望を施し、深い信仰をよせられています。